子どものエネルギーを発散! 上手なおうち遊び
雨や猛暑など、外遊びができない時に
おうちの中で親子が楽しく過ごす為には
どうしたらいい?
外遊びができない日は、
おうちの中でテレビやDVD、絵本やお絵描きなど
静かに過ごす小さな遊びで済ませてしまいがち。
でも、子どもはエネルギーのかたまり。
体を動かして遊びエネルギーを発散させないと
グズグズ言ったり、
乱暴になったり、
わざと親の嫌がる事をしたり。
そうなると、親もイライラ。
子どもを叱りつけるはめになり、
親子でストレスが溜まってしまいます。
ちなみに、子どもの場合、
体を動かして遊ぶ大きな遊びと
静かに過ごす小さな遊びとの理想的な時間の割合は
1歳で7対3、
2歳で6対4、
3歳で5対5。
そう、年齢が低いほど
ジッと座って静かに過ごすばかりというのは
無理があるのです。
「そうはいっても、我が家は狭いし、体を動かす遊びなんてできそうもない」と
嘆いてるおうちの方。
大丈夫!
狭い空間でもできる
大きな遊びはたくさんあります。
工夫次第でおうち遊びが楽しくなります!
子どもの遊びに対する大人の役割は、
豊かな遊び環境を与え、
子どもが自分で遊びを発見できる
キッカケ作りをしてやることです。
例えば、大人が「布団山」を作り
登ってみせて興味を引いたら
あとは子どもに任せてみましょう。
子どもは自分で登るだけでなく、
人形などを持ってきて登らせたり
ミニカーを山から滑らせたりするかもしれません。
あるいは、大人が作った「布団山」では満足できず
自分で布団山を作ってみようとするかもしれません。
そんなふうに、子ども自発的に関わり、
発展させる遊びこそが、子どもの頭と心を育てます。
大人は主役にならず、一歩引いて見守りましょう。
A
「今日だけの特別よ」と、身近なものを遊び道具に
朝、起きたら外は雨。
猛暑で熱中症が心配。
おうちで何をして過ごそうか…
そんな日におすすめなのは、
おうちにある身近なものを利用した
体を動かす大きな遊び。
例えば、布団や台所道具など
「今日だけの特別よ」と、
子どもに貸してあげたらどうでしょう。
普段なら叱られてしまうかもしれないものを
遊びの中で使える楽しさ!
小さな非日常の体験に子どもはワクワク!
夢中になって遊び始めるでしょう。
準備
子ども用の椅子や新聞紙の束、洗濯カゴなど
固くて丈夫なものを下に入れ
布団をかけて「山」にします。
遊び方
歩いて登ってよし、
四つんばいで登ってもよし。
子どもの年齢や体力に応じて、
高さや形状を工夫しましょう。
準備
新聞紙を好みの大きさ、固さに丸めて
セロテープなどを巻いて丸い球を作ります。
風呂敷やハンカチなどで包んでしばり、
ボールにします。
遊び方
市販のボールに比べて弾まないため、
おうちの中で遊ぶのにピッタリ。
投げっこしたり、当てっこしたり。
ぶつかっても痛くないので安心して遊べます。
準備
鍋やフライパン、ボウルなどの台所道具を
複数用意し、手や木ベラなので
ドラムのように叩きます。
遊び方
音楽に合わせてリズミカルに叩いたり
叩きながら歌ったり、踊ったり。
リズム感を育てるのにも役立ちます。