笑顔のトイレトレーニング
おむつにバイバイすると、
子ども自身も
お兄ちゃん・お姉ちゃんになれて嬉しそう。
その時がくるまで
上手にサポートをしてあげたいですね。
長かった、すぐ取れたなど
オムツ卒業にまつわるエピソードは人それぞれ。
様子がいろいろ分かれる理由はどこにあるのでしょう?
トレーニングが長引く場合は
「周りが始めたからといって、焦って体の準備が整わないうちに始めた」ケースが多いとか。
またトレーニングは親子が関わり合いながら進みます。
怒られることが続くと、子どもは
「おしっこを教えよう」
という気持ちになれないのだとか。
大人だって、相手が喜べば前向きに、
イヤな態度だと後ろ向きになりますよね。
親子で新しいことに挑戦して、
できたりできなかったりする過程は本来楽しいはず
楽しむ気持ちで進めましょう!
オムツ卒業には子どもの体の発達が不可欠ですが
その目安になるのがおしっこのサインです。
おしっこの直前や最中にモジモジする、
動きが止まる、顔をしかめるなど、
なんらかのサインが現れるのは、
膀胱におしっこが溜まった感覚や
おしっこを出す感覚がわかるようになってきた証です。
おしっこが出るのは体に良い事だという意識を持って
「どんな時でも快くオムツやパンツを取り替える」のが
うまくいく秘訣です。
便座から下りた途端に出てしまった時でもぐっと我慢。
怒らずに「おしっこ出たね」と喜ぶ事で
子どもは「これがおしっこ」とわかってきます。
1週間続けてみて、
うまくいかない、
ストレスが多いと感じたら
やり方を再検討しましょう。
誘い方やタイミングを変えてもう1週間やってみる
あるいは、
まだ練習には早過ぎたからトイレの絵本で遊ぼうなど
柔軟に考えるキッカケにするのです。
親子で無駄にぶつからない為にも心がけて。
子どものサインを見つけてサポートしていきましょう
おむつ卒業まで、
子どもにはいくつかの関門があります。
体から出るものが「おしっこ」と知る、
体の不思議な感覚が
「おしっこが溜まっている・出したい」ことと知る
それを「親に知らせる」、
「トイレまで我慢する」…。
これだけクリアしていくなんて、
たいしたものですね。
でも、難しく考えなくても大丈夫。
子どものおしっこサインに応じて誘ってみる、
嫌がったら次の機会にする、
おむつやパンツは快く交換する、
これが基本なのですから。
親は、子どもが自分の体の感覚をキャッチして
卒業に近づくのをチョイとお手伝いするだけ。
あまり気負わない方がいいのです。
次の3つをだいたい満たしていれば、
おむつ卒業の練習ができる時期です。
観察してみましょう。
・ひとりで歩ける。
・昼間のおしっこの間隔が2時間くらい
あくときがある。
・おしっこをする時になんらかのサインが現れる
*まだ早いかも!
おむつライフを楽しみながら
トレーニングの準備を
親や友だちのトイレの様子を見る、
トイレの絵本を読むなど、
トイレが身近になるイメージづくりを。
*おむつ交換の時には
「出てよかったね」アピールを
おしっこが出るのは良い事と喜んでくれる
おむつが濡れたら替えて気持ちよくしてくれる
この経験が土台に。
起床後、入浴前などの
親が決めた一定のタイミングで
トイレに誘います。
その子がおしっこをしそうなタイミングが
ベストなので
1週間やって1回もトイレで出ない時は
タイミングの見直しを。
*ひと休みしてみよう
しつこく誘ったり、長く座らせたりすると
トイレ嫌いになるので、ひと休み。
どんな時におしっこサインがあるか、見てみて。
*トイレを快適にしよう
便座が冷たいなどトイレへの不快感が原因のことも。
補助便座は安定感など、使用感もチェック。
座りやすいおまるにする方法も。
親が決めたタイミングではなく、
子どものおしっこサインを見て誘います。
トイレでの成功率を上げていきましょう。
*温かい言葉をかけよう
おむつにおしっこをしてしまっていても
「おしっこが出てよかったね」
「次はトイレで出来るといいね」とおむつ交換。
ひと休みしてもOK。
*トイレが楽しくなるよう工夫しよう
トイレの絵本を楽しむ、好きなキャラクターの絵を貼る
トイレに行けたら好きなシールを貼るなど
進んでトイレに行きたくなる工夫を。
時々誘うことをやめて、
子どもが教えにくるのを待ちます。
多少漏らしてもOKなら
お兄(姉)ちゃん気分でやる気アップするよう
トレーニングパンツを使う手も。
*もう少し待ってみよう
膀胱におしっこが満タンではなく、
誘われると出る8割くらいの状態かも。
満タンに溜まった感覚が大事なので、
時々誘わず待ってみて。
*おむつが濡れた後でもほめよう
教えに来たのがおしっこを出した後でも
責めたりしないで。
「教えてくれたのね。替えようね」と
教えたことをほめて、おむつ交換を。
2回に1回は出る前に教えるようになったら
布パンツデビュー。
親がお漏らしを覚悟できるなら、
成功率がもっと低い時からでもOK。
濡らした時は、
「パンツはたくさんあるから大丈夫!」と
安心させてあげて。