ほめ方・叱り方の極意 2
🐼
同じ事を何度も言っても
言う事を聞かないもんだから
つい、カァーっとなり
子ども達を強く叱ってしまいます。
後から自己嫌悪になって反省してますが…
叱り方を勉強してみました。
「あなたは本当にダメな子ね!」と
人格そのものを否定する叱り方をすると
子どもの心は傷つき、
自分に自信を持てなくなってしまいます。
「これはやめてね」
「こういうやり方にしてね」と、
行為だけに限定して叱るようにしましょう。
また、
成長すれば自然にできるようになることは、
叱る必要はありません。
失敗してしまった時は、
叱らずに「残念だったね」「悔しいね」と
子どもの気持ちに共感してから
「次はきっとできるよ」と励ましてあげて下さい。
「いい加減にしなさい!」といった
感情的な言葉をぶつけるだけでは、
子どもは何が悪かったのか理解できません。
「ちゃんと」「キチンと」という言葉も、
子どもにはどんな状況を指すかがわからないので、
なぜ叱ったのかという理由と
具体的にどうすればよいのかを
短い言葉で教えましょう。
お小言が長くなると、
子どもには話の内容ではなく
「叱られた」という印象しか残らなくなるので、
以前の事は持ち出さず、
短く切り上げる方が効果的です。
おうちの方が「危ない!」と大声を出すと
子どもはその声に驚いて、
かえって危険な行動をしてしまうことがあります。
子どもは「危ない」と言われても、
どうすればよいのかわかりません。
身の危険がある時は言葉で注意するのではなく
すぐに体を抱きしめて子どもの行動を止めましょう。
そして、危険な状況ではなくなってから
なぜ危なかったのか、今度はどうすればよいのかを
落ち着いて話すようにしてください。
・その年齢ではできなくて当たり前の事まで叱らない
成長すればできるようになることは
叱る必要はありません。
・以前の事も引き出してネチネチ叱らない
お小言が長引くほど大人は怒りが増し、
子どもは何を言われているのかわからなくなります。
・大人の思い通りにならないからと叱らない
気に入らないなら、
子どもを叱らず大人がやってしまえばよいのです。
1歳
「ダメ」と言わずに済むように環境を整える
論理的な説明は理解できないので、
開けられると困る引き出しには
ストッパーを付けるなど、事前に対策を。
叱る回数が少なくて済む環境作りを心がけて。
2〜3歳
おうちの方の困る気持ちを伝えて
遊びが広がる時期なので、禁止することは最小限に。
どうしても困る行為だけを短い言葉で叱り、
おうちの方の困る気持ちを伝えて協力を求めましょう。
叱りすぎてしまったら、落ち着いてから子どもに
「さっきは言いすぎてごめんね」と
素直に謝りましょう。
その姿を見せることで、
子どもは
「間違えてしまった時は素直に謝ればいいんだ」と
学ぶことができます。
A
反抗期は自我が芽生えても、
まだ行動を上手にコントロールできない時期です。
その事を理解して、頭ごなしに叱らずに、
「どうしたかったの?」と気持ちを聞きましょう。
何かを教える時は、「お手伝いしようか?」と
子どものプライドを尊重した言い方がおすすめです。
A
3歳までは理屈で説明されても
行動を変えるのは難しいので、
まずは子どもと一緒にその場から離れましょう。
お店なら一旦外に出て、
電車ならその場では「静かにしてね」と伝えて
次の駅で降り、
その後で「どうしたの?」と
子どもの気持ちを聞いてあげてください。
A
なぜ叩いたのかを説明できるかどうか、
振り返ってみてください。
子どもにどう行動してほしかったのかを考え
自分が無理な要求をしていると気づくと
イライラを和らげることができます。
A
子育ての大まかな方針が一致していれば
細かな対応には違いがあっても構いません。
価値観の違う大人の中で育つことで
子どもは相手によって対応を変えることを学び
社会性が育っていきます。
A
この場合、
子どもは「駄々をこねれば思い通りになる」と
学んでしまいます。
前もって
「今日はお菓子は買わないよ」と約束し、
ねだられても「何度言ってもダメ」と
態度をとりましょう。