子どもが笑顔になる叱り方 1
🐼
「早く、ご飯を食べなさい!」
「早く、したくをしなさい!」
「お部屋が散らかり過ぎてる!」
「お片付けをしなさい!」
ほんの一部ですけど😁
毎日、何回も叱っています。
1回で聞いてくれるといいんですが
(>_<)
同じことを何回も言って聞いてくれない時
\\٩(๑`^´๑)۶////
「早う、せんかぁ〜!!」って
怒鳴ってしまいます。
気持ちに余裕がなく
まだまだ未熟な父親ですが
いい叱り方ってどういうことだろう
勉強してみました。
佐々木正美先生は、子どもの育ちを半世紀以上見続けてきた児童精神科医です。お母さんは一般に、しつけをしっかりしなければいい子に育たないと思いがちですが、佐々木先生によれば、赤ちゃんの頃からたっぷり可愛がり、甘えさせてあげた子どもほど、人のことを思いやるいい子に育ち、コミュニケーション能力も抜群で人生を幸せに生きていけるそうです。今回は、子育て中のお母さんが悩みがちな「叱る」ということをテーマに14の心得を2回に渡って書いてみます。
1 子どもの自尊心を傷つけないことが大切です。
お母さんが子どもを叱るのは、
いい子になってほしいからです。
だから、
「そういうことはしてはいけないよ」
「これは、こうしようね」と、
子どもがしたことに対して注意をしたり、
マナーを伝えたりすることは必要なことです。
しかし、
子どもの自尊心を傷つけるような
叱り方は、問題です。
例えば「お前なんかいらない」
「バカじゃない」というように、
子ども自身の存在を否定する言葉を言って
叱ることはいけません。
また、怒鳴ったり、暴力をふるって
叱ったりすることも禁物です。
悪いことをしたら叱るのであって、
悪い子だから叱るのではないからです。
2 周囲の大人から大切にされることで
自尊心は身につきます
自尊心は、
生まれてからお母さんやお父さんなど、
周囲の大人たちに愛されて、
大事にされることで徐々に身につきます。
お母さんに抱っこをしてもらったり、
一緒に遊んでもらったりして、
毎日の生活の中で大切に世話をされ、
可愛がられることで、
子どもは自分自身に自信を持ち、
自尊心を持つようになるのです。
この自信を心理学の世界では
「基本的信頼感」と呼んでいますが、
この信頼感が育まれることで、
子どもは、他者に対して信頼感を持ち、
人とスムーズにコミュニケーションが
できるようになります。
反対にこの信頼感が乏しいと、
自分に自信が持てないため、
いつまでも自立ができずに、
社会の中でうまく生きていくことが
難しくなります。
3 たくさん甘えさせてあげましょう
保護者の皆さんは、甘やかすと
ワガママな子どもになると
思っている方が多いですね。
でも、幼い頃にたくさん甘えた子どもほど、
いい子に育ちます。
ありのままの自分を受容された子どもは、
自分に自信を持つと同時に、
人を思いやることができるからです。
だから、
お母さんに無理なことは決して要求しません。
お母さんに甘えさせてもらってない子どもほど、
心の乾きを埋めるために無理な要求をするのです。
4 先に母性をたっぷりと父性は後からちょっぴり
子どものありのままを受け入れるのが母性です。
基本的信頼感は、
この母性を乳幼児期からたっぷり与えることで
大きく育まれます。
そして、父性というのは
一般に社会的規範を教えること。
いわゆる「しつけ」です。
父性は、母性をたっぷり与えた後に
少しだけ教えればいいものです。
愛情をたくさん与えられ、
願いを叶えてもらった子どもほど、
他者に共感を持ち、
人の言うことを
よく聞いてくれるようになるからです。
5 何を叱るか決めましょう
「叱る」ということで、
ほかに気をつけてほしいのは、
一貫性のある叱り方をすることです。
同じことをしたにも関わらず、
親の気分でお目をこぼしたり、
虫のいどころが悪くて叱るようなことがあると、
子どもは戸惑います。
また、お母さんやお父さんが
何に対して一番大切な気持ちを持っているかを
伝えることも重要です。
例えば、
わが家では「弱い者いじめ」と「盗み」には
厳しく対処しました。
私には3人の息子がいますが、
幼い頃一人の子どもが、
他の子の分のぶどうを2、3粒食べてしまった時など、
ささいなことでもしっかり叱りました。
その反対に、不注意や失敗には寛容に対応して、
「今度から気をつけようね」と言って
簡単な注意に留めていました。
6 叱り過ぎたら子どもに謝りましょう
「子どもを冷静に注意したい」と
日頃から思っていても、
時にはお母さんの気持ちに余裕がなく、
子どもを叱り過ぎてしまい、
後悔することもあるでしょう。
そんな時には、
「さっきは叱り過ぎた。ごめんね」と言って、
子どもにキチンと謝りましょう。
プライドがあるから謝れないと思うお母さんは、
自分に自信がないからです。
子どもは、お母さんの姿を通して、
社会の規範を学びます。
間違った時に謝ることの大切さを、
お母さん自らが子どもに示すことが大事です。
社会の規範を伝えるうえでは、
人への感謝を示すことの重要性を
教えることも必要です。
子どもが何かしてくれたら、
「ありがとう」と欠かさず言いましょう。
子どもが良い行いをした時、
キチンと誉めることは叱ることより大切です。