きょうだい仲よく育てるには?
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娘は、お兄ちゃんのことが大好きだから
いつも側に歩み寄りますが
息子は、妹を押したり、つねったりと
しまいには叩いたりして泣かしてしまいます。
この光景を毎日のようにみるので
(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
頭が痛いです。
僕も小学生の頃は、よく姉とケンカしてました。
末っ子の僕は、親に甘えてばかりで
姉の言うことも聞かなかったので
ケンカが絶えなかったです。
いつの日か
素直に謝ることができるようになってから
姉たちと仲よくなったと思います。
息子が成長して素直になった時
妹を思いやる兄になるといいのですが😁
文京学院大学 大学院特任教授/ 平山許江先生
お母さんにとっては、
どの子も同じように、
分け隔てなく育てるのが理想でしょう。
さて、どうするといい?
違って当たり前
のっけから言うのもなんですが、
きょうだいを同じように、
公平に育てることはできないと思います。
なぜなら、
最初の子は親にとっても新鮮な経験ですから、
多くの場合、関心の度合いも高く、
十二分に目をかけ手をかけて育てます。
2番目になれば、もうわかっているので、
例えば離乳食にしても
「あるものを食べさせればいいわよ」と、
よく言えば肩の力が抜けて大らかに、
悪く言えば大ざっぱに、
普通にそうなるものでしょう。
また親の側も、生活を取り巻く事情が、
1人目と2人目では違っています。
ですから、
きょうだいで育て方が違うのはしょうがないと
思っているといいですね。
上の子には目が届く分、
きちんとしつけようと厳しくなるところが、
下の子には甘くなり、
上は親の言うことをまじめに聞くけれど、
下は要領よく聞き流すともよく言われます。
基本的に子どもはタフです。
いろいろな状況から、
それぞれの個性をつくっていくでしょう。
親の生活感覚で育てる
私は年子の兄妹を育てましたが、
例えば、下の方がお腹をすかせて泣いた時。
「◯◯は赤ちゃんで我慢できないんだって。ごめんね、待ってて」と
上の子に説明して我慢させたり、
反対に、上の子を落ち着かせるほうが先と思ったら、
下の子がギャーギャー泣いているなかで、
上の子に食べさせたり。
つまり、待ったなし!の方を優先させました。
電話がかかってきても
「今はあなたの話を聞いているから出ないと
子どもと向き合うことを優先させたことも。
その一方で、
夜「もっと遊びたい」と言う時は、
「そうね、遊びたいよね」と応えながら
サッサとお風呂に入れて寝かせたり、
上の子の服を買う時は、
必ず「お下がり」として使えるかな?と
選ぶとか、親や生活の都合を優先させました。
こんな子育ては一貫性のない、
場当たり的に見える?
でも子育ては(きょうだいがいても、ひとりっ子でも)
その場その場でドタバタと、
親の生活感覚でベストだと思うことを
するのでいいんです。
親の生活感覚が伝わることによって、
子どもは「今はこれをする時」と学ぶでしょう。
それぞれの良さをほめる
赤ちゃん返りするのは、
下の子に手をかけていることが目に見えてわかるから、
自分が放っておかれたようで
寂しく思うでしょう。
「◯◯も赤ちゃんの時はこうしたのよ。大きくなったねぇ」などと言ってあげると、
落ち着くようです。
きょうだいげんかは、
たわいのないことが多いもの。
どっちがいいとか悪いとか、裁かずに
済ませましょう。
「ママ、そういうの嫌いよ」
と親の嘆きを表してもいいですし。
下がうるさく泣きわめくので、
上に譲らせたほうが収拾がつくなら、
上の子に「◯◯が泣くのはいつもの手よね。ママはわかっているよ」と耳打ちして、
年上の気分にさせ、
ケンカってバカバカしいと気づかせるのも方法です。
きょうだいは、
親子より長く付き合う関係です。
小さい頃は、
「お兄ちゃんがやってくれたんだ、優しいね」とか
「◯◯は、お姉ちゃんが大好きだって。かわいいね」と、
親がそれぞれの良さをほめて相手に伝えてあげると
「一緒にいて良かったね」
という関係になっていくと思います。
ママ・パパへ一言
子どもが赤ちゃんの頃、おっぱいを欲しがって泣いているんだなと思った瞬間、乳腺がワーッと張ってきて、私って動物なんだ!と実感しました。子育てでは、そういう本能というか、自分の心や体の原始的な叫びに耳を澄ませ、その時に「いいと思った」ことをする他ないと「割り切る」のも大事です。後で反省するかもしれないけれど、その時はそれが一番と思ったのですからそれでいいんです。
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子ども達がケンカせずに
仲よくしてくれる。
親の願いです。
お互いに1番近い存在なので
困った事があったら力を合わせて
特に息子の方が妹を気づかえるような
そんな頼りになるお兄ちゃんに
なってほしいです😁