父親が叱るべき時にキチンと叱る
子育てハッピーアドバイス
明橋大ニ 著 より
叱りすぎるお父さんもありますが、全く叱らないお父さんもあります。
それは、お父さん自身が叱られてばかりで育ってきたので、自分の子供にはそういう思いはさせたくない、という気持ちかもしれません。
確かに叱り過ぎは、子供の自己評価を余計に下げるので良くないです。
しかし、全く叱らないのが良いかというとそうは思いません。
子供が自分を傷つけてる可能性のあること、他人を傷付ける可能性のあることは、きちっと叱るべきです。
(傷付けるとは身体的、心理的、社会的、全てを含みます。)
そういう時に叱らないのも、また子供の自己評価を下げます。
例えば非行の例で親が仕事で忙しくてほとんど子供にかまう事ができなかったという状況があったとします。すると子供はそれが本当は寂しくてついつい悪いことに手を染めます。
またお父さんが叱ってくれないと母親ばりが叱ることになり、母親ばかりが叱る事になり、母子関係がギクシャクしてくるということもあります。
お母さんのイライラの一つにお父さんが、子供をちっとも叱ってくれない、という事が挙げられます。
お母さんが子供を叱るのは、あまり夜遅いと明日起きられないのではないかと心配するからです。そういう心配を共有せずに、逆に「お母さんは、ヒステリー」扱いされると母親としては、たまったものではありません。
お母さんがヒステリーになるのは、母親の性格というより、父親が子供を叱らないために叱る役まで母親に回ってきてしまっていることが大きいのです。
逆に、父親が子供をキチンと叱ってくれると母親は、フォローに回る事もできます。母子関係がギクシャクする事もなくなります。
母親は、「包む」役割、優しく子供を受け入れる役目を持つのに対して父親は、「切る」役割、厳しくルールを教える役目を持つともいわれます。
もちろん、現代の家族では、父母がキッチリ役目を分けるというよりも父親、母親それぞれに両方の役割が必要だと思いますが家庭によっては、父親が不在か、存在感がない、あるいは優しすぎるために母親が父親化せざる得なくなり、子供を叱ってばかりになってしまう。その結果、子供を受け入れる働きが不十分になってしまっている事が多いように思います。
父親が叱るべき時にキチンと叱る、このことは、子供がルールを学ぶために必要なだけでなく、母親と子供の関係のためにもとても大切なことなのです。
ただ「叱る」といっても大きな声で怒鳴って、張り倒すことばかりだと思いません。
むしろ、そういうやり方は、タイミングと相手の受け心を読み間違えると、とんでもない逆効果になります。
いろんな人に「どういう風に叱ってもらった時にこたえたか」と聞くと、たいていは、「自分の気持ちも十分に聞いてもらってその上で心配な事を真剣な眼差しでこんこんと諭された時に本当に悪かったと思った」という意見が多いです。
🐼子供を叱る事は、大切な事だと思います。
ただ、子供にイライラして怒って突き放してしまうのは、違うと思います。
(ついやってしまいますが)
そんな時は、一呼吸置いてから
本人の為にちゃんと向き合って
なぜこんな事をしたのか?
本人の気持ちを聞いて
分かってもらえるよう説明して
気持ちが伝わるよう叱る
ちゃんと成長して欲しいから
頑張っていきたいです😁