思いやりの芽を育てる
柿沼美樹先生
心も体も成長した姿を嬉しく思う反面、「相手の気持ちがわかる子に育つかしら・・・?」と悩む場面もあるでしょう。
今からできる思いやりの心を育てるためのヒントを紹介します。
思いやりってどう育つ?
1・2歳
おウチの方との関わりの中で、「いい / 悪い」などの価値観が育つ時期
3歳以上
集団生活が始まり、家庭とは違う社会の価値観やルールを知る時期
思いやりの土台は、もともと持っている
相手を思いやる為には、まず相手に共感する必要がありますが、人間は、生まれながらにその能力を持っています。
2歳くらいになると、相手が泣いているなどの目に見える変化に反応します。そして成長するにつれて、目には見えないけれど、「これをすると悲しむかも」などという推測ができるようになります。
大人が教えることで思いやりの芽が育つ
小さなうちは、相手が悲しんでいることはわかっても、どう対応すればいいかは分かりません。身近な大人が、「泣いている子には優しくする」などと教えることで、子どもの中に思いやりの芽が生まれます。
また、おうちの方の反応を見ながら、「いい / 悪い」などの判断も覚えていきます。
集団生活の中で更に思いやりの意識が育つ
思いやりの定義は、家庭によってさまざま。
草をちぎるのを「かわいそう」という家もあれば、「元気があっていい」という家もあります。集団生活が始まると他の家の価値観や集団のルールなどを知り、社会の中でどう思いやりの気持ちを表すかを意識していきます。
今は、いろいろ試す時期
子どもの気持ち / その1
好奇心
「どうなるの?」「楽しい!」
親が嫌がることでも好奇心が勝って何度も繰り返すことがあります。
子どもの気持ち / その2
「やりたい!」「イヤイヤ!」
自己主張
「〜したい!」という自分の気持ちが優先して、相手の気持ちに気づかないことがあります。
思いやりがないからいけない事をするわけではない
嫌がっているのに叩いたり、花をちぎったりとお子さんの行動を目にすると「思いやりがないのでは?」と気になってしまいますね。
でも、1・2歳児は、まだ「いい / 悪い」の区別がつかずに、好奇心のままにあらゆる事を試している事が多いのです。そして親の反応を見ながら「ほめられる=いいこと」「怒られる=悪いこと」と判断していきます。
特に愛着のある大人の前では安心して、いろいろ試せるようです。
今は、家庭ごとの「いい / 悪い」を教えて思いやりの手本を見せていきましょう。
🐼 息子が妹を叩いたり、つねったりして泣かせたりします。いくら怒っても、その時は反省して謝ったりするんですが、数分後に同じことを繰り返します。妹が嫌がったりすることが楽しい⁈みたいです。毎回、頭が痛くなりますが思いやりのある子に育って欲しいものです。
どうしても下の子に手がかかるものですから下の子に嫉妬してるのかもしれません。
柿沼先生の教えを踏まえて自分も成長できればと思います😁